ダルビッシュ有選手に学ぶ「勝つ」ために必要なストイックさ
ダルビッシュ有選手について、あまり知ることはありませんでしたが、
この動画を見て、イメージが変わりました。
ストイックに地道にコツコツ努力を積み重ねていく姿勢が、とても日本人らしく見え、とても親近感を感じました。
なかでも印象的だったのが「こういうところで差をつけていくしかない」という言葉。発想。
自分の置かれた環境・状況の中での自分を客観的にとらえ、自分の劣っている所を把握し、勝つために自分で努力できるポイントは何か見定めて努力する。
「勝つ為に」という目的が大前提が自分の中に強くあるからこそでてくるポジティブな姿勢だと思います。
自分にはそういった大目的・大前提が内側にあるだろうか?
ぶれていないだろうか?
日々の忙しさに流され、勝利や目標達成へ進んでいくという姿勢を忘れ、流されていないだろうか?
流されている人にとっては、大事なことを思い出させてくれて、
流されていなくとも停滞している人には前向きな姿勢を感じさせてくれるメッセージに感じました。
「記事トレ!日経新聞で鍛えるビジュアル思考力」で読み方の“型”を身に付ける
記事トレ!日経新聞で鍛えるビジュアル思考力
板橋悟著/日本経済新聞出版社
本書のタイトルからも想像できるように、この本は日経新聞を使ったトレーニング方法について書かれた本でした。
著者が、ある5人の社長から教わった日経新聞の読み方のポイントを元に、自分なりに改良を加えるなかで作り上げた読み方ノウハウについて紹介されています。
目的
本書では、このメソッドによって磨ける力・得られる効果について次のように書かれています。
世の中にある多くのビジネスモデルを理解し、それを仕事に活用できるようになるのです。それだけでなく、必要とあれば新しいビジネスモデルを次々と考えだすことさえ可能になるでしょう。それも、ごく短期間に!
一言で言うと「ビジネスモデル発想力」を鍛えられる、
又は「儲かるかどうかを嗅ぎ分ける力」を磨ける、と言えるかもしれません。
どんなトレーニングで発想センスを磨くのか
「ビジネスの基本は交換である」と本書では説かれています。大昔であればモノとモノ、今であれば、モノ(サービス)とお金、ということになります。
記事を読むときに「誰が、誰に、何を、いくらで提供」という4つのポイントを押さることをキモとしており、[誰が⇔誰に]と[モノ⇔いくらで]の組み合わせを捉えて、まずはその関係性(ビジネスモデル)を誰でもわかるような方法で図示(ピクト図解)します。
その上で「いくら、という要素が記事ではあいまいだけど実際はいくらだろう?」とか「誰に、という相手(ターゲット)を変えれば別の業界でもビジネスを横展開できそう」とか「無料提供、とあるけど裏側ではどんな仕組みで利益につなげているのか?」等と興味発想を広げていくことで、ビジネスモデルへの理解力と発想力を伸ばしていこうというものです。
また、何度も地道に「読む→図解で表す→そこから考える」を繰り返すことで自分の中に基本的なビジネスモデルがパターン認識として積み重なり、新しい記事を読むときにビジネス全体が理解しやすくなったり、自分でビジネスを考える際に役立ったりする、というものです。
本書が役立ちそうな読者
自分自身のビジネスモデル発想力が鍛えられていくような読み方を紹介する本ですので、「会社で購読を求められているので一応読んでいるけど、イマイチ読み方がつかめていない。何か自分の中で蓄積されているような読み方を覚えたい」という人にはぴったりだと思います。
それなりに頭を使いながらやる必要はありそうですが、本書に従ってトレーニングすることで、日経新聞にあたる際の、読み方の癖や型のようなものを身に付くと思いますが、一旦身についてしまえば、その思考回路は新聞に限らず、ニュースでもなんでも「誰が誰に何をいくらで」という構図が自然にイメージできるようになり、理解が早まるかなりのアドバンテージになりそうです。
ヘイトスピーチとは何か?
最近TVのニュース番組や新聞でよく見かけるようになった「ヘイトスピーチ」ですが
どういうものなのでしょうか。
ヘイトスピーチ概要
wikipediaによれば
ヘイトスピーチとは、人種、宗教、性的指向、性別、思想、社会的地位などの要素に起因する憎悪(ヘイト)を表す表現行為とされる。日本では「差別的表現」「差別表現」「差別的言論」と置き換え可能な言葉として用いられることも多い。
簡単にいうと「相手(国・地域・人種・民族・団体・個人等)の気分を害するような悪口」と言えるかもしれません。
なぜヘイトスピーチが問題なのでしょうか?
それは相手を虐げ自分の意見を押し付けることで、相互理解しようとする人々の努力をムダにするような、不毛な行為だからです。そして相手側にも憎悪心を抱かせてしまうことで逮捕や殺人事件などの問題にエスカレートしていき、国際問題等に発展し世界平和を脅かす原因になりうるからです。
そのため国連さえも各国に規制を促している状況で世界的にも規制が広がっています。但し、日本とアメリカだけは規制が弱い状態と言われています。
ヘイトスピーチの日本における問題
ではなぜ日本で規制が進まないのでしょうか?
それは日本では憲法が保障する「表現の自由」を重視する姿勢が強く、今のところヘイトスピーチ規制を法律化することに誰もが慎重になっているからです。
日本-韓国間、日本-中国間等では、一部の人達の間で反日・反韓・反中デモが行われているが、日本におけるヘイトスピーチ問題でよく話題に上るのが「在日特権を許さない市民の会(在特会)」です。
反韓派である「在特会」はデモを行い過激に韓国・韓国人批判などを行い、会長の桜井誠氏はデモ中に「在日韓国人をテポドンにくくりつけ、韓国に打ち込みましょう」等と叫んだとして、ヘイトスピーチとして非難されています。
こちらの動画を見ると、実際のヘイトスピーチの現場と周りの人たちの反応、なぜヘイトスピーチが起こるのか?感じられるかと思います。
学生のうちから在特会などの右派団体へのめり込みヘイトスピーチを実行する若者の心境、
きっと彼らなりの正義感から行っているのかもしれませんが、
やはりそれが建設的な結果を生むとは言えないでしょう。
日本では規制法律化が難しい部分があっても、大阪等では啓発運動は活発に行われているようです。
国連もこの状況に危惧しています。
特に大阪府等では試行錯誤が行われており、まだまだ丸く収まりそうな状況ではなさそうですが、今後の方向性に注目していきましょう。
新聞や本や読むとき「価値」に集中すると良い思考訓練になる
本を週に何冊も読んでいた頃に自然に身についた「価値を抽出する」(価値に集中する)という思考法について、ご紹介します。
情報収集するときに重要な考え方ではないかと感じています。
『価値の抽出』の前に、ここでいう『価値』が何かを明らかにしておきます。
よく使われる言葉ですが、価値が意味するものは人によって様々だったりします。
私の考えている価値とは下記の2点です。
①「自分にとって重要な、実際何かの役に立つようなこと。」
②「普段得られないような、自分に良い感情を感じさせてくれるようなもの。」
ポイントは「自分にとって」ということです。ビートルズが大好きな人にとって、ポールマッカートニーの来日ライブは大きな価値で大きなコストをかけてでも行きたいと思えるものです。
ですが興味のない人にとっては価値はゼロに近いかもしれません。なので価値は人によって異なることになります、
そして「何に価値を観るか?」がその人の“価値観”といえると思います。
『価値を抽出しよう』という意識は、「これは今の自分にとって必要なことか?実生活や仕事で実際に役立つことか?知っておいてプラスになるか?」を意識することです。
新聞を読むときと本を読むときについて、具体的なイメージを書いていきたいと思います。
新聞を読むとき
新聞を読みなれていない頃は興味の持てる内容の記事しか読みたいとは思いませんが、読んでいるうちに自然と知らない単語や話題も目に飛び込んできて興味の幅が広がっていく為、基本的に興味の持てる分野の記事だけ読むスタンスでも問題ないと思います。
私の恩師はこのような事をよく言っていました。
新聞は考える力を鍛えるよい教材である
新聞記事は、そのほとんどが「事実」の紹介になっています。割とスペースを割いている記事では記者なりの「考察」が付いています。
事実に対して「なぜ?」「だから何が言える?」の2つのフレーズを頭の中で繰り返し、自問自答しながら出来事の周辺部分に考えを広げていくことで、思考力を鍛えようというものです。数年前のこのブログで中心的に行っていたことでもあります。
今回、新聞を読むときの価値の抽出の一番の特徴は「ほとんどの情報は価値がない」と考えることです。新聞の情報量はハンパないです。その中で本当に大事なのは、ほんの一部だけという意識をあらかじめ持って置いた方が気が楽です。
価値が感じられないと思ったら「“ここには価値がないな”と思ってさっさと読み飛ばす(心の中で読んだこと自体を消して忘れる感じ)」こと。
そうすることによって無駄情報は避け、より重要な部分に意識を集中させることができます。
テンポよくこんな感じで読んでいきます。
ここは価値なし・・・・ここも大して価値なし・・・・・ここは少しよさそうだけどまあ弱いから忘れていいや・・・・・・この部分の発想の仕方は新鮮!覚えとこう・・・・・・・ここは価値なし・・・・・・・この話はあのお客さんとの雑談に使えるな・・・・etc
新聞読み終わった後には「今日の新聞で得られた価値は2つ!これとこれ!」みたいに、明確に意識できていると効果的です。無駄な情報は読み飛ばしますが、一度目に入れれば多少は無意識に頭に入っているので、気にする必要はないと思います。
本を読むとき
本を読むときの価値の抽出は分かりやすく実践しやすいです。ですが小説等の楽しむことが目的の本は対象外です。
一度読んだときに、やはり今の自分にとって重要だと思える箇所にはページ角を折り曲げたり付箋を貼ったりしておきます。共感した所とか、凄いと思った所、ではなく「で、実際役に立つか?どう行動につなげるか」という視点でチェックしていきます。
一度読んだらある程度本に付箋か何かでチェックマークがつくと思いますが、それを毎日、または3日に一回とか時間をおいて定期的にチェック箇所だけを読み直す。重要な価値であるはずの場所だけを読みますが、何度か目にすると、「そんなに重要じゃないな」と思えて来たり、「もう実践したからこの情報に用はないな」とか感じ方が変わってきます。そうしたらチェックをはずしていく。
この繰り返しで、一回当たり数冊の本をざっとチェックして重要な箇所を思い出しながら振り返る作業をする。こうすることで、自分の脳内に、重要なメッセージが刻み込まれていくイメージです。
新聞や本を読むときに、ただ漫然と読むのではなく、積極的に重要な箇所に集中するという意識で向き合うことで、大量の情報の中から、本当に必要な情報を選び取る力が養われていく訓練でもあります。
必要な情報を短時間に抜き出す訓練をしていると、判断力が養われるため、仕事にも活きてきますし、やればやるほどより実力がついていき面白くなってきます。熟練度合が自分なりに感じられる所が、この思考法の面白さかもしれません。
ぜひお試しあれ。
ソニー「PlaystationVue」から学ぶ、商品の魅せ方
「ソニーにとって最重要プロジェクト、かつ最大の挑戦」
というフレーズが印象的でした。
プレイステーションVueとは?
ソニーが多くのエネルギーと期待を掛けている新商品、「PsVue」はネット経由でテレビ番組をゲーム機「PS3」「PS4」に配信するサービス。CBSやFOXbなど大手・地方局が85番組以上を提供し、全ての番組を過去3日分にさかのぼって視聴でき、クライド上に登録した番組も28日間保存できるという。
なぜ多くの期待をかけているかというとそれが、ソニーの商品サービスの目指すべき方向性を象徴するような商品でもあるからと、社長は言います。
あるべき姿として「日常のありふれたモノを再定義し新たなライフスタイルを提案する」としており、PSVueは「ケーブルTVを再定義する」にあたるものだという。
まるでアップルのようです。
商品を説明する時、相手の頭の中でパラダイムシフトを起こす
「日常のありふれたモノを再定義」まさに物の見方を変えるという、パラダイムシフトのことです。
日常の仕事の中でも、自社の商品サービスをお客様に提案する際、モノそのものをありのままに伝えてもお客様からしたら「そんなのわかっている」けど、この商品によってお客様の生活がどのように変わっていくのか、その商品がお客様にとってどういう意味があるのか?を相手一人一人に合わせてイメージさせてあげることで、相手にとっての商品の意味や在り方を見せることができるのだと思います。
仕事などで商品を説明する時は「相手にとっての意味」を相手の頭に絵を描くように、説明できるようにしていきたいものです
日経新聞2015/3/23より
可能性を広げるために外に出よう
縮こまっていては自分の可能性は広がらない。
インターネットでブログ記事を書くことも同じ。
もしそれが心のどこかで、無意識であっても、逃げの思いがあるならば。
外に出て、コミュニケーションとって相手の為になることを、貢献することに精を出そう。
相手のことを考えて、自分を出して、役立てていこう!
将来の為にと思って今取り組もうとしていることが、実は現実逃避になっていないか?
心に手を当てて向き合えば、本当は自分で分かっているはず。
正直に生きることが、実際はどんなに楽で気分の良いことか、
正しくいこう!
日経ビジネス「往復書簡」に自分の記事を掲載してもらうための3つのポイント
日本で最も有名なビジネス雑誌と言えば日経ビジネスです。その日経ビジネスに名前入りで自分の書いた文章を掲載された経験から学んだことをシェアします。
日経ビジネス往復書簡への投稿から採用まで
私はビジネススクールにいた頃、授業の一環で日経ビジネスを読み、記事に対して評論を書いて日経BP社に送るということをやっていました(掲載されたらラッキー位のつもりで)。
そして皆1年間続けてみて載る人もいれば載らない人もいました。7割くらいの人は1度は掲載されましたが、私は結局掲載されることがなく、悔しかったことを覚えています。
ただ、院生時代のこのタスクは思考や文章組み立ての非常に良い訓練にもなる、と感じていたため社会人になってからも時々続けていました。そしていつの日か自分の名前とともに掲載され、全国津々浦々に自分の名前と記事が公開され、お世話になった恩師や先輩方に、自分自身の活躍を示して恩返ししたい、なんていう思いもありました。
ただ、学生時代は毎週やっていたものの、社会人になってからは忙しく、断続的に数か月に一回、というペース。
そんなある日、突然小さな青い封筒が届き、日経BP社と書いてあるものの全くこころ当たりなく(忘れているだけ)あけてみると「謝礼」という給与明細のような小紙に記事掲載料と書かれ、図書カードが入っていました。忘れた頃に来るので、非常に驚きましたが、状況が理解で聞いた途端思わず「えぇ~~!!!」っと声を出したほど嬉しかったです。
掲載されるまでいろいろ試行錯誤しましたが、そんな中で自分なりの「こういうポイントを満たしていると掲載されやすい」と思うポイントを3つ紹介します。
往復書簡採用の為の3つのポイント
実体験
1つ目は実体験。やはり実体験を伴う生の声は貴重です。記事のテーマに関連した実体験を語ることで、記事の内容がまた違った視点から捉えなおすきっかけになり新鮮な印象につながります。「実際に体験した人にしか分からないこと」を提供することになるので編集者の目につきやすいのではないかと思います。
個性を出す
2つ目はビジネスに詳しい、鋭い意見でなくてもよいということ。掲載されている往復書簡の文を読んでいると、バリバリ働いている人に限らず、学生であったり、現役を引退してややビジネスに疎い?感じが伝わってくる文章を見ることは意外に多くあります。でも、そういう声のほうが、リアルに市場の感覚や現場感が伝わってむしろいいのでは?と私は思います。あまりに詳しくまっとうすぎる内容の文章だと、編集者の方からしての「面白みがない」のではないでしょうか。突っ込みどころがなければ採用もされません。どの雑誌でも同じだと思いますが「読者からのお便り」コーナーは、お便りの内容に対してレベルの高さを求めているわけではないのは明らかです。なので優等生を目指すよりも、自分の立場や経験、性格だからこそ率直に感じていることを素直に書くことが重要ではないかと思います。
自分なりの意見
3つ目は自分なりの提案。これは「現場で奮闘している身としてはこういうことを感じていて、こういう問題意識を感じてるんです。だからこうあったほうが個人的には良いと思います」という現場だからこそ出せる意見。現場感の垣間見える文章は、読み手になるほどそういう視点もあるのか、と思わせる貴重な意見でもあると思います。
実際に自分の採用された投稿記事を読み返すと決して鋭い視点があるわけではなく、むしろ「ふつう」でした。ただ、「自分なりに考えた」という跡は確かに感じました。自分なりに頭ひねって考えれば、1歩先2歩先の考えが出てきますが、同時に論理のもろさや突っ込まれポイントも出てきます。そういうある意味バランスの悪さは、編集者の方がコメントを加えやすく、そのコメントの内容自体が、日経ビジネス読者全体へのメッセージともなり得るではないかと思います。
以上が実体験に基づく私なりの「日経ビジネス往復書簡に掲載される3つのポイント」です。
掲載されると、正直めちゃくちゃテンションあがります。人生で一回くらいは!と思ってチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
近況
時期・環境・時流・運命・思い・目標・運・・・・
様々な要素が重なり今ができている。
ここ数か月、仕事面でどうにもこうにも行き詰まってしまい
立ち止まって、現状と今度の身の振り方について考えている。
ただ、間違いないことは自分と向き合って、自分の中でもやもやを
一つずつ消化していくべき、ということだ。
時間はかかっても、誠実に自分と向き合うことだけは正しく行いたい。
そして細かいことは諸所あれど、ポジティブな姿勢で、人生の発展につなげていきたい。
もう一度、土台作り・足元を踏み固めていきたい。