ホーム » 書評 » 読書メモ:死ぬときに後悔すること25

読書メモ:死ぬときに後悔すること25

タイトル『死ぬときに後悔すること25』
amazonの内容紹介
ほとんどの人は死を前にすると後悔するという
では、人生の最期を前に、どのようなことに後悔するのか。
本書は、終末期医療の専門家である著者が、
1000人を越す患者たちの吐露した「やり残したこと」を25に集約して紹介。
儚くも、切ない思いが行間から滲み出てくるようで胸が締め付けられます。
例外なく、死はすべての人に訪れます。
だからこそ、1人でも多くの人に後悔の少ない人生を送ってほしい。
心の苦痛を訴える末期患者と、正面から向き合ってきた著者が
綴った切実なメッセージが心に響く1冊です。

レバレッジ読書メモ
 単純な話だが、明日死ぬかもしれないと思って生きてきた人間は、後悔が少ない。明日死ぬかもしれないと思う人間は、限られた生の時間を精いっぱい生きようとする人間であり、一日一日に最善を尽くそうとする人間である。一期一会を思う人間である。
 人が後悔する内容は人類皆兄弟、だいたい決まっているのである。
 とにかく主張するところはし、任せる所は任せる。そのバランスが大事なのだ。
 皆、本当に遠慮深い。しかし言わなければ、話し合わなければ、お互いが考えていることは分からない。
 おそらく日本人は真面目すぎる。もう少し肩の力を抜かないと息が詰まる。
 自由に生きた人生は皆から尊敬されないかもしれないが愛される。そして心地よい清涼感を残すものである。
 後悔しない生き方、それは「自分を取り戻す」ことだ。自由に子供のように。
 死ぬ前に後悔するのは、夢を叶えるために全力を尽くせなかったことかも。
 小事に心を揺るがせないことが大事。
 人らしく生きるためには、バランス良く感情をコントロールする必要がある。
 死ぬことからしたら、そんなことなど大した問題ではない。
 他人に優しくするというのはなかなか難しい。優しくしたつもりが、人を傷つけることがあるからだ。ただ見届け、黙して何も語らないことが、最良の優しさとなることもある。
 とはいえ、共感するだけの優しさではいけない場合もある。時に厳しさも優しさとなる。「優しさを行う」とはまことに難しいことだなと思う。
 自分が一番だと信じて疑わなければ、間違いに気づけないし、成長の機会も失ってしまう。失敗から学ぶという姿勢がなくなってしまうのである。
 食事で「栄養」も大事だが、「食の楽しみ」はそれ以上に大事なのではないかと思う。
 美味しいという感覚を共有して、食卓を囲み、団欒するからこそ、食事は美味しいのだと思う。
 幸せの頂点を極めれば次に来るのは不幸だし、逆に今どん底の極みだったら以後は何をしても幸せが感じられるだろう。
 人生は浮沈極まりないようにも見える。だからこそ自分なりの軸、人生観や死生観がないと溺れてしまうのだろう。
 生と死が何なのかを自分なりに掴めていれば、晴れの日も雨の日も変わらず淡々といられるのではないだろうか。
 後悔のない最後のための言葉「ありがとう」

以上。
==================================
 他にもブログを探していたら → ビジネスブログ100選  人気ブログランキングへ


コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です