新技術登場によって記録容量がまた増えました。
日経新聞1月22日
【概要】
・富士フィルムと米IBMは一巻の磁気テープに35テラバイトのデータを記録できる技術を共同開発した。記録容量を従来の約44倍に高めた。
・「クラウドコンピューティング」び基盤施設となるデータセンターでの利用を見込んでいる。
【解釈】
記録容量の増加は今後も続くだろうし、時間の問題のような気もする。逆に考えれば、さらにさらに記録容量が増えた時のことを前提したビジネスモデルを今のうちから用意するということもあり得ると思う。
次第に、データセンターなど利用しなくても、それ相当の記録容量を持つ機器を自社におくことだってできるようになるのではないだろうか。そうなると、データセンタービジネスの利用方法もかなり限られてくるし、データセンター市場は縮小してくると考えられる。
記録容量が限りなく「∞」に近づくことも、そう遠くないような気がする。そして、その技術をいち早く開発したものが、最大の恩恵を得られるように思う。
プライベートクラウドって知ってる?
日経新聞1月19日
こんにちは。
今日は徹夜で勉強です♪
プライベートクラウドの記事をどうぞ。
FF7のクラウドじゃありませんよ!
・大塚商会は18日、クライドコンピューティングでKDDIで協業すると正式発表した。
・大塚商会が自社のデータセンターに構築するクラウド用のシステムとKDDIの通信サービスを組み合わせ一元提供する。
・大塚商会の主要顧客である中堅中小企業に販売し、初年度は1500社の受注を目指す。
・大塚商会はKDDIと組み、企業グループ内で同一の業務システムを共有する「プライベートクラウド」のサービスを5月末から開始する。
参考URL
大塚商会HPでの発信
【解釈】
クラウドのニーズをいち早くつかみ、顧客を囲い込もうと各社が様々なクラウド関連サービスを出しまくりだ。
HPを見ると、プライベートクラウドを用いれば、「従業員が10人の企業でも1000人の企業と同レベルの高いセキュリティとITシステムの構築運用を可能にします」だそうで、月額19800円かららしい。これなら、個人企業でも利用できそうだし、これを用いて起業する人も出てくるかもしれない。
上に乗せたリンクには、このサービスの概念図が書いてあったが、難しくて、4割くらいしか理解できなかった。
就職先の業界と関係のあるニュ-スなので拾いましたが、基礎知識もまだ勉強不足で、なおかつ業界動向が早いので、まだ消化できてない感じ。そのため、「限られた情報から仮説を立てる」ことの難易度も高かった。
もっと勉強せねば!
【お勉強】
プライベートクラウド
プライベート・クラウドとは,企業内に構築したクラウド・コンピューティングのしくみのことである。
クラウドコンピューティングは、「低コスト」「すぐ導入できる」といったメリットはあるが、「提供者側で用意したサービスしか使えない」,「セキュリティが心配」など不安から、採用をためらう企業も多い。
そんな企業向けに,2008年ころからプライベート・クラウドという概念が提唱され始めた。特徴は,企業ごとに独自の作り込みをしたクローズドなシステムであることだ。
最近ではプライベート・クラウドに対し,従来のクラウド・コンピューティングを「パブリック・クラウド」と呼ぶことがある。
将来的には,プライベート・クラウドとパブリック・クラウドを併用したり,連携させたりできる可能性がある。例えば,基幹系システムはプライベート・クラウドで動かし,情報系システムはパブリック・クラウドを利用するといった具合だ。
ツイッターで「外脳」を得たという孫社長
日経新聞1月18日(企業覧の「ひとこと」より)
おはようございます。
長野の朝はとても寒く、マイナス5度くらいは日常茶飯時です。
朝はホントに寒くて大変ですが、これからはできれば、
朝7時にはブログ更新できるようにしたいと思います。
・ソフトバンクの孫正義社長は、ツイッターを昨年末から本名で使いはじめ、「右脳や左脳とは別の『外脳』を得た」と話す。孫社長のつぶやきに興味を持って閲覧する登録者(フォロワー)は6万人を超えた。「今後30年の事業ビジョンの案を問いかけたら、一瞬で1140の案が出てきた。社内会議ではこれだけの案は集まらない」と話す。
・ツイッターではつぶやきが連鎖して自分の考えが一瞬で数100万人に伝わる。利用にコストもかからない。
【解釈】
私も少し前にツイッターに登録しましたが、あまり使いこなせてないというか、まだなじめてません。ただついった関連の書籍もたくさん発売されているので、乗り遅れまいと1冊読んでおきたいところ。
ツイッターは米国では選挙でもよく使われていたようで、今後、どんな活用法が現れるのか楽しみだ。
孫さんが「外脳」とおっしゃっているのを見て、なるほどとおもった。ツイッターは有名人にとっては、即時に「集合知」を集められるツールでもあるわけですね。
コンサルレポ第13回 パラダイム転換期におけるマネジメント
※このカテゴリ「コンサルレポート」は、某外資系経営コンサル会社幹部の方から教わった内容をまとめたものです。主に「組織」に関するテーマで書いています。
詳しくはこちら→「第0回 コンサルレポはじめました。」
第13回パラダイム転換期におけるマネジメント
●(前回の記事に続き、)パラダイムの転換期(ヘビで言う脱皮の時期)にはどんなマネジメントが必要なのか?
「起業期」→「成長期」のパラダイムシフトには、次の4つの取り組みが必要。
①まず「パラダイム(物の見方)」を変える。(これが一番大事!)
その順番は、
1.社長 (社長の頭の中を脱皮させて、行動も変えていく)
↓
2.幹部 (社長-幹部の対話によって、幹部にも伝えていく)
↓
3.社員 (幹部-社員の対話作業をグループ別に何度も何度も開く)
このように、意識改革は、ボトムアップではなくトップダウンで社長から変わっていく必要がある。でなければ変わらない。
②中間管理職を新たに形成する
・採用
・役割と責任権限を決める
→それに伴い社長の役割も見直す(権限委譲、時間配分、コーチングで指示)
「何はやらないか」も大事→でもこの“我慢”ができない社長が多い(笑)
・評価制度を決める
(これだけだと不十分なので次も必要)
・トレーニング(英語と)
・社長-中間管理職の情報共有
③組織変革
・事業部制にする
・人事制度変える など
→ここで企業変革の推進チームを作る。(構成メンバーは経営企画の人+人材開発の人+組織開発の人、それと社内コミュニケーション)
④業務の標準化
今まで社員の裁量に任せていた部分を、できるところはマニュアル化するなど。
以上①~④のうち、①②が非常に重要でまずやるべきで、③④は後回しでもいい。
※こうやって組織のパラダイムを変えていくが、それにはものすごいパワーと時間が必要。(先生の経験では、90人くらいの組織でも半年はかかる)
中古ビジネスの成長続く
日経新聞1月16日
こんにちは。
修士論文が落ち着いたところで
久しぶりに目に付いた記事を深堀してみようと思います♪
今回は中古ビジネスの話です。
【概要】
・小売り各社にとって中古品ビジネスは新品を脅かす可能性もあるが、不審の本業を補う手段として無視できなくなりつつある。
・商業統計によると、07年の中古品小売業の商品販売額(車、自転車、本、骨董品は除く)は、02年比で64%の3452億円。
・低価格志向はネット通販にも及び、ヤフーの中古品を含む競売サイトは、09年7~9月期の平均落札額が4858円と、前年同期比5.6%下落した。
【解釈】
今まで、業界によっては、中古品ビジネスが予想外に成長するので本業から顧客を奪われそうだという懸念があったが、考え方を変えれば、本業がうまくいっていない企業であれば、(その企業がやっていたらの話だが)中古ビジネスが経営をうまく保管していて手放せない存在になっていた、という話だろう。
中古ビジネスが成長した原因には、3つの要因があると私は分析した。
それは、「安さ」、「面白さ」である。
1点目として、これが一番大きな要因で、分かりやすいものが、中古品のいいところはやはり「安さ」である。そして不況になればなるほど顧客の大部分は低価格志向になり、安いものを求める。その結果、中古品が売れるということである。
2点目として、特に若い人は分かるかもしれないが、中古品店に行くと、昔よく遊んだゲームや、音楽CDなどがジャンク品のように山積みにされていることがある。中古品展は、見て歩いているだけで面白く感じることがある。つまり、一部の顧客は中古品展に対して「なんかいいものあるかな」と期待しながら面白がってお店に入ることが多いのではないだろうか。特に不況で不安感が漂っている現在では、余計面白さを欲しがっているかもしれない。そのような背景から、集客数が増え、売上増加につながっていると考えられる。
修士論文提出完了しました!
こんにちは!
ようやく、修士論文の提出が完了しました。
本当に、無事に終わってよかったです。
そして、なんともいえない達成感に満たされています。
昨日提出したのですが、その後は銭湯に行き、ふわ~っとしてきました。
「終わった~」と考えるだけで笑いが止まりません・・・
長かった2年間の経営大学院生活で、一番のヤマを越えたことになります。
本当に、ほっとしました
ただ、3週間後には最後の難関となる論文審査会があり、
そこでプレゼン&厳しい質疑応答があるため、
それに向けてもうひと頑張りしようと思います♪
前よりは余裕ができるので、ブログも書いていこうと思います♪
感謝!!
コンサルレポ第12回 組織にとってのパラダイム転換
※このカテゴリ「コンサルレポート」は、某外資系経営コンサル会社幹部の方から教わった内容をまとめたものです。主に「組織」に関するテーマで書いています。
詳しくはこちら→「第0回 コンサルレポはじめました。」
第12回 組織にとってのパラダイム転換
●組織が拡大していくと、「パラダイムの転換期」が必ずくる。
(パラダイムとは、考え方のこと。「主流となっている考え方の枠組」のこと)
転換期が来た時には、新しいパラダイムに合わせて組織改革をしていく必要がある。もし組織改革しないまま拡大していけば、生き残れなくもないが、いずれ障害がでてきて衰退していくことが多い。
どんなパラダイムがあるのか?
→企業の規模によるパラダイムは、大きく「起業期」「成長期」「革新期」がある。また、各規模に見合った組織構造や仕事の仕方、社風、制度などがセットである。うまくいくための構成要素はたくさんあるが一例をいかに示す。
コンサルレポ第11回 マネジャーからリーダーになるためには?
※このカテゴリ「コンサルレポート」は、某外資系経営コンサル会社幹部の方から教わった内容をまとめたものです。主に「組織」に関するテーマで書いています。
詳しくはこちら→「第0回 コンサルレポはじめました。」
第11回 マネジャーからリーダーになるためには?
●管理者(マネジャー)が経営者(リーダー)になるために必要なこと。
【管理者】→→①②③→→【経営者】
・やるべきことが①②③の三つある。
これらを「三段ロケット(スパイラルロケット)」という。
これらは、この順番で始め、同時並行的に進める。
①「リード・ザ・セルフ」
→自分を導くこと。まずは自立すること。自分を磨くこと。
必要なことは
・覚悟、コミットメント
・献身する(24h×365日会社でいられるぐらいで)
・勉強しつづけること
・何に時間使うか(いろんな業務にバランス良く時間配分するより、集中させたほうが良い。時期によって、幹部育成にかけるとか、組織改革にかけるとか。)
②「1人称の経営構想」
→社長になったらこれやりたいというビジョンを持つこと。
次のようなものを、A4で10~20枚くらい書いておく。何度も見直し、幹部で議論もしておく。ここで作ったものは社長就任時の就任演説にも使える。
・自分の価値観、理想、夢
・わが社の現状、課題
・わが社の変革シナリオ
③「リード・ザ・ピープル」
→周囲の人を導くこと。巻き込むこと。その気にさせること。
次の方法によって。
・電子レンジ方式やオーブン方式で熱くする。
・わが社の旗印を掲げる
・日ごろのコミュニケーション(社内マーケティング)
この①②③を続けた結果、
経営者になったらすべきことは、
「血と汗と涙と情熱を組織に示すこと」。
社員達に示し続ける! あきれるくらい熱くいる! 具体的に示す!
※ただ、後継者をトップ育成させる際、「下積み・叩き上げ方式」のなかで組織に染まりすぎて「1人称の経営構想」を忘れてしまう人もいるらしい(笑)→自我の確立が大事。
3D市場はソニーが押さえるか!?
日経新聞1月7日
あけましておめでとうございます[emoji:v-311]
ことしもしっかり継続していこうと思います。
しばらく更新が滞っておりますが、
修士論文で頭がいっぱいになりついさぼってしまいました[emoji:i-201]
今年一発目の記事は、近未来の世界で広く普及していそうな話題です。
【概要】
・ソニーは6日、3次元映像で製作したドキュメンタリー番組などを専門に流す放送会社を米国で設立すると発表した。
・年内に発売する3D対応の液晶テレビや映画、映像製作機器などを組み合わせ、2010年度から本格普及が見込まれる3D関連市場で攻勢をかける狙いがある。
・ハワー・ストリンガー会長は「ソニーは3Dを川上から川下まで抑えている唯一の企業」とたびたび話しているという。
コンサルレポ第10回 後継者の育て方3パターン
※このカテゴリ「コンサルレポート」は、某外資系経営コンサル会社幹部の方から教わった内容をまとめたものです。主に「組織」に関するテーマで書いています。
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第10回 後継者の育て方3パターン
●後継者をどうやってトップにしていくか?
→次の3パターンある。(大企業のトップ育成にも使われているパターン。)
①下積み・叩き上げ方式
→まず平社員入社して、地道なステップを踏んで時間をかけてトップに登っていく。
②落下傘方式
→いきなり幹部として入社させて、そこで帝王教育してから、トップにする。
③出戻り方式
→まず平社員で入社させ、次に小さな会社のトップを経験させて成功体験を積ませ、元の会社に幹部として戻す。そしてトップにする。