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月別アーカイブ: 11月 2010

アンドロイドのメリットデメリット

参考:日経新聞2010年11月29日「経営の視点」

今日のお題
「アンドロイドには良い面と悪い面と両方ある」今春までグーグル日本法人社長を務めた辻野晃一郎氏は指摘する。

メリット
OSを外部委託することで開発投資を大幅に軽減できる。

デメリットスマートフォンは基本ソフトを自由に更新できるのが特徴で、OSを更新することで視聴機能等が向上する。だが、シャープ製スマートフォンを販売するKDDIは、OSの更新を断念した。理由は「アンドロイド」だからだ。アンドロイドはOSの機能更新スピードが速すぎて、商品企画が追いつかないのが実態。

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スマートフォン需要増で部品工場はどんな影響を受ける?

参考:日経新聞2010年11月28日

今日のお題
村田製作所は休止していた携帯電話部品工場を、来年初めに稼働させることを決めた。金融危機を受けて2009年4月から休止していたが、スマートフォン向けに需要が増えているため、本来の稼働再開時期を3カ月前倒しする。

→スマートフォン重要増によって、部品工場はどんな影響を受けるか?

私の考え
スマートフォン需要が増加し、ケータイに占めるスマートフォン比率が増えるにつれて、「タッチパネル素材などの新しい部品」を製造する工場は繁盛すると思うが、「従来のケータイには必需品だったのにスマートフォンでは不要の部品」を製造する工場にとっては、売り上げは落ちる一方だろう。

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iPadの販売チャネル拡大の本当の理由は何か?

参考:日経新聞2010年11月27日

今日のお題
iPadの日本での取扱店舗が増えている。アップルは発売当初、ブランド構築のために、独自基準で販売していい店舗(おそらくiPad専用スペースがあることや、詳しく説明できる店員がいること等)を選別していた。だが現在、売れ行きの鈍化で選別を緩めたようだ。
チャネル拡大の理由は二つあると記事には書いてあった。
1.家電量販店がアップルの意向に沿った専門売り場の設置を進めたこと。
2.在庫に余裕が出てきたこと。

→チャネル拡大の本当の理由は何か?

私の考え
最大の理由は、「急増する競合達のアンドロイド端末にシェアをとられたくないため」だと思う。

最初にチャネル選別をして、後に選別を緩めるというのは計画通りなのかもしれない。なぜなら、ipad発売当初は、同時にタブレット端末というものの新登場でもあり、他に競合はなく、買うためにはアップルの店にいかないといけないからだ。つまり競合を意識する必要がない。もしipad発売と同時にサムソンのGalaxy tabとかも発売されていたら、シェア獲得のためにチャネル選別などしていなかったかと思う。

だが、今はアンドロイド(無償公開されてるLinuxをベースに作られた携帯端末用OS)を使ったタブレット端末が急増していて、今後もアンドロイドのシェアは増えていくと一般的にはいわれている。そのためチャネル選別なんかしてたら、ブランドは保たれても、シェアは奪われてしまうということにかねない。
タブレット端末を持っている人はまだほんの一部。持っていない顧客の囲い込みという意味でもチャネル拡大したのだろう。

記事に合った二つの理由も間違いではない。
iPadは市場シェア圧倒的ナンバーワンであり、依然として人気は高い。そのため販売店は多少の店舗スペースを費やしてでもipadコーナーを設け、興味本位でipadをいじりに来る客を獲得したり、ipadの売上を得たい。ipadを置くことでその店舗自体の雰囲気も変わる。
また、二つ目の「在庫に余裕が出てきた」というのは考えてみれば当たり前。発売数カ月たって売れ行きの様子もつかめるようになってきたのでそれに合わせた生産調整もしやすいからだ。

iPad発売当初に、ブランドの維持・向上のためにチャネルを選別することはよく理解できる。製品は一流なのにダサい店でぼやっとした店員がイマイチな対応で販売していてはアップルやipadに対するブランドイメージも台無しにまってしまうからだ。

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GOPANはなぜ売れているのか?

参考:日経新聞2010年11月26日

今日のお題
三洋電機は、GOPAN(米粒からパンを作れる世界初の家庭用パン焼き機)の受注を12月1日から一時停止すると発表した。また、7月の商品発表後に注文が殺到したため、発売を10月から11月11日に延期している。

→なぜGOPANはこんなに売れるのか?

私の考え
GOPANが売れた理由は、以下の3点があると思う。
・米粉を使ったパンがちょっとしたブームになっていること。
・「米粒からパンが焼ける」と、コンセプトが非常に明確なこと
・所得が減少している中で、外食を控え、家で食事を済まそうとする流れがあること。

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今後生き残るカラオケ店にするためには?

参考:日経新聞2010年11月25日

今日のお題
飽和状態が進むカラオケ業界で、一律だったサービス内容を、ターゲットに合わせて細分化していく動きが広まりつつある。
例えば・・・
・シダックスは「女性専用」や「ゴルフ」などの特別室を設ける。
・ビッグエコーは既存店を「繁華街」型や「郊外」型などに5分類してサービス内容もそれに合わせる。
・コート・ダジュールは銀座店で専用シェフを置き、6室のVIPルームを設置した。
カラオケの市場規模は約3850億円で14年前のピーク時に比べて約6割。

→どうすればカラオケ店で現状維持・又は増収できるか?

私の考え

月並みかもしれないが、(その店舗に来る)顧客のニーズをどれだけ的確につかみ、形にできるかがキモだと思う。市場規模が6割まで減少したとのことだが、仮にカラオケ店舗数が大きく減少していないとすれば、顧客の奪い合いは相当激しくなっているだろう。

だが、そんな中でも「一部の顧客には全く受けなくていい!」という勇気を持った行動できるかが大きな分かれ目にもなると考えている。
その「顧客のニーズ」を今まで以上にシビアに見て、もっともっと心に刺さるような、守備範囲は狭くとも確実に一定の顧客から熱く支持されるようなサービスにしていく必要があるが、そのためには「ターゲット以外の顧客には嫌われてもいい」位の覚悟がなければ、絞ったターゲットに強く響かせることも難しいだろう。

例えば、1人カラオケ専用店舗で、集中して思う存分「1人の世界」に入り込めるような内装や作りにしたり、50代以上の中高年に受けそうな雰囲気を醸し出している店舗や、「学生専用」「上手い人専用」「会社帰り専門」等と銘打ってそのターゲットにこそ合う店舗やサービス作りをすることが大事だと思う。
そのため、大手が大型店舗を抱えるというよりも、様々な種類の小規模店舗を多数抱えるようになっていくのではないか?と思います。

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なぜヤフーは「ソフト開発の外部化」をするのか?

参考:日経新聞2010年11月24日

今日のお題
ヤフーは、外部のソフト開発者等が自社サイト内にあるソフト開発・配信機能を自由に使ってアプリ開発できる仕組みを導入する。米アップルなどがこの仕組みによるアプリ開発で収益を上げており、ヤフーも同じモデルで収入拡大を図る。
外部のソフト開発者にとっても約25万人のヤフー会員にソフトを供給する機会が得られる。

→なぜヤフーはソフト開発の外部化をしようと考えたのか?

私の考え
ソフト開発の外部化、その理由の一つは、自社で開発するよりも開発を外部(他社や個人技術者)に任せ、そのソフトをどう売るかといった「ビジネス」の部分に集中することができるという、自社の経営資源の「選択と集中」ができるからというのがあると思う。そして外部に任せられるためには「外部の開発レベルが高い」事が条件になると思う。近年では企業より個人のほうが○○に詳しいといったことがよくおこるようになってた。そんな「ユーザの方が詳しい」流れの中で、日本でも開発を外部に任せられるだけの環境になってきたのだと思う。

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インタレストマッチはさらにどう進化していくのか?

参考:日経新聞2010年11月23日

今日のお題
サイバーエージェントは、タレントなどのブログに本人が出演する動画広告を載せるサービスを始める。ブログを視聴するファンの属性を分析し、属性に合った商品を売り込むことで効率的な宣伝を目指す。広告は一本当たり1~1.5分と長く、ストーリー性を持たせる。第一弾として、月間閲覧数数千万の北斗さんのブログに、ブラザー工業のインクジェットプリンタ複合機の広告を載せる。
→①この著名人ブログを使ったインタレストマッチの特徴は何か?
 ②また、どのようなインタレストマッチが新たに生まれそうか?

私の考え
①一番の特徴は、タレントブログ内の右メニューとかでそのタレント自身が商品宣伝に関わるため、商品とタレントのイメージが結びつきやすいという点があると思う。つまり、商品選定とタレント選定による相乗効果の差が現れやすいのではないかと思う。

②他のインタレストマッチ(興味関心連動型)広告を考えてみると、なかなか思いつかない。考えてみても、メルマガでは既にあるし、mixi等のSNSでも既にあるし、にあるし・・・。
無料サービス系のものは、まだ出てきそうな感じがする。無料の高機能インフラ。無料で使えるOSやPCやネット通信回線契約があって、かつものすごく魅力的なモノが生まれたとして、そのインフラ(サイトではなくインフラ!)を利用する代わりに定位置にある広告スペースから広告が配信されるとか。

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ネットビジネス経営に関する気づき

参考:日経新聞2010年11月18日の全面広告

日経ビジネスイノベーションフォーラム【価値創造型イノベーション経営】
日経の全面広告にこんなモノが乗っていたので、つい熟読してみたら、自分なりに気づきがあったのでシェアしたいと思います。

ネットビジネスはコモディティー化のスピードが非常に速い。3年後にコモディティー化すると予想できる事業は捨てて、10年後の新しいビジネス領域を考えなければならない。

変化の速いネットビジネス業界でさらに10年後を予想するということは、他業界における未来予測とは一風考え方が違う気がします。普通の人であれば、業界の変化が激しい分、ちょっと先(数か月~3年くらい先)の予想ができただけで「これは受けそうだ!!」といって満足してしまいそう。
そこで淡々と「3年先、5年先、10年先は・・・」と淡々と考えられることが大事なんでしょうね。


私は5年間で、弊社サービスご利用の客単価が5分の1になると見ていて、顧客を5倍増やしてもやっと横ばいだ。だから、まずは発想を変えることから始めなければならない。

自社の将来について考えるとき、悪いシナリオをどれだけ明確にイメージできるかによって、そうならないための、「現在とっては行けない行動・戦略」が分かるなと思いました。
個人レベルであっても、現在目の前にAとBの二つの選択肢があったとして、Bは最悪のシナリオに近づきそうなので、 「Bは選んじゃいけない」と思えます。

インターネットがある時代と、ない時代でビジネスのやり方が変わった。IT化でどう業務が効率化できるかが一つの視点だ。

お客様に何かを提案する際、「before after」を明確に説明できることが非常に重要だと思った。beforeを話すときは、悪い部分を含め、誰が聞いても納得するようなことを話し、afterを説明する時は今後の夢や展開を交えながら他社事例などの客観的材料を入れて、夢と説得力を意識して話す。
営業やってたときに気づいていたらよかったなと思います(^_^;)

自分の仕事がお客様にどう影響していて、どんな【before afterストーリー作り】に貢献できるのか、改めて考え直してみようと思いました。

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なぜ「フェースブック」の波がすごいのか?

お題の元ネタ→日経新聞2010年11月14日

今日のお題
昨日、今日の日経新聞に、連続して米世界最大のSNSである「フェースブック(FACEBOOK)」のビジネス利用に関係する記事があった。

~昨日あった記事~
博報堂系ネット広告大手DAC(デジタルアドバタイジングコンソーシアム)はSNSを活用した企業宣伝支援事業で、フェースブック上で企業サイトを簡単に開設・運営できるサイトを日本・中国向けに提供する。

~今日あった記事~
サイバーエージェントは、日本語版フェースブックに採用活動専用のサイトを近く開設し、フェースブック経由の採用枠を設ける。又ネット上で会社説明会や面接を実施。

→なぜフェースブックの波がきているのか?

考え!
世界最大のSNSサイト「FACEBOOK」は日本でも最近急速に広まりつつあります。恥ずかしながら私はまだ登録していませんが、購読しているメルマガやいつもチェックしているビジネスブログなどで、フェースブックの話題が多く出るようになってきたので、「これは本当にすごい波が来ているようだ」と感じています。

なぜフェースブックがビジネスの世界と連携しだしたのかというと、一つは「外部との互換性」だと思います。といっても私自身利用しているわけでもなく説得力に乏しいのですが、「フェースブックはミクシィと違って、もっともっとyoutubeとかtwitterとか、いろいろなサービスと連携できる」とよく聞きます。
昔、macよりもwindowsが普及した理由が「windowsの互換性の高さ」で合ったように、フェースブックというSNSも互換性を生かして様々なサービスのプラットフォームになりつつあるんだと思います。

今回の記事を読んで、フェースブック登録しようと思います。

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どんなビジネスに顔認証技術は応用できるか?

お題の元ネタ→日経新聞2010年11月13日

今日のお題
駅構内の自販機を運営するJR東日本ウォータービジネスは、顔認証技術を使い、利用者に応じたおススメ飲料を画面に表示する自販機を本格展開する。現在、品川駅に2台設置したところ、販売量が従来の3倍になったという。来春までに、100台に拡大、2012年3月までに500台まで広げる。
→「顔認証技術」は他にどんなビジネスに応用できそうか?

考え!
・顔認証の精度が非常に高くなれば、タバコの自販機なんかにも使えそうです。

・あと、小売店とかで、商品の前にセンサーを置いて「この商品を一番長い時間見ていた客層は、30代女性」とかのデータもとれて、マーケティングに活かせそうです。

・これは良いと思うのが、「電車内の広告」です。最近は電車内のドアの上辺りにディスプレイがあって、そこで天気法やらCMやらが流れてますが、その横にセンサーを設置して、電車内にいる人の顔を分析して客属性に合ったCMを流す。センターが察知できる顔の人というのは、つまりたまたまセンサーの方に顔を向けている人たちで、センサーの方に顔を向けている人はその横のディスプレイも簡単に見れる位置にいる人といういことになります。つかれている人が多ければ癒し系or元気補充系のCMをだしたり、女性が多ければ化粧品CMを出したり。

ビジネスとして成り立つかどうかは別問題になってしまいますが、こんな応用の仕方もあるんじゃないかと思います。

顔認証自販機ですが、品川駅というと通勤途中にあるので、帰り道とかに立ち寄って利用してみたいと思います。次世代自販機って感じですね。

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