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月別アーカイブ: 8月 2012

スマホでもできるカード決済

日経新聞2012年8月18日


今日のTOPIC

『スマホ決済 米で広がる』
スマホ決済
米国でスマホをクレジットカードの読み取り機として使う決済サービスが普及してきた。
ネット上で簡単な登録をすればその場で使え、小規模な店や個人でも手軽に使えるのが特徴。
草分けの米スクエアは契約者数200万人を超え、取り扱い額は年60億ドル(約4750億円)を超えた。

なぜ?
広まっている一番の理由が「手軽さ」にあるだろう。
主な利用者はカード読み取り専用端末の設置が難しかった小規模店やタクシー、屋台のような移動販売店などである。
日本と比べて、米国はカード決済の割合が多いことも背景として考えられる。

そこからいえることは?
日本でも、ペイパルとソフトバンクの提携によりサービス提供を予定しているが、不正利用防止は大きな課題でもある。手軽さを提供できる代わりに、決済可能上限額を制限するなど不正利用防止の為に多大な試行錯誤やイタチごっこ等による苦労は必要かもしれない。

また、小規模店がカード決済を利用し始めるということは、Tカードなどのポイントシステムを利用する企業も増えると考えられる。現在ではTカードのような巨大ポイントシステムだけでなく、中小企業向けの店舗独自のポイントシステム(パッケージソフト)も国内で生まれつつあるため、ポイント市場に与える影響も見逃せない。

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消費はモノより行動型

日経新聞2012年8月16日


今日のTOPIC

『消費はモノより行動型』
個人消費に占める年代別割合のうち、約45%が60歳以上のシニア層であり、 
国内消費はシニア層が下支えしている。
なかでも、モノ消費よりもレジャーやエンターテイメントなどといった“コト消費”の支出割合が他世代と比べて高い。

なぜ?
1つにはシニア層の多くは既に退職しており時間を持て余している。その中で、実際に誰かとどこかに行き何かを体験する中で得られる「人とのつながり」や「健康効果」を求めていると考えられる。

そこから言えることは?
ダイレクトに「人とのつながり」に焦点を当ててみると真っ先にインターネットの活用が考えられる。
「誰かと楽しくおしゃべりしたい」と言った思い満たすうえで、スカイプ等のテレビ電話は非常に良いと思う。

一番の問題は「機械は難しそう」といった心理的な壁をいかに払拭するかである。
例えば従来若者が使っているテレビ電話と内容は同じでも、「説明書不要の、ボタンが少ししかないシニア向けケータイ」のようにパッケージの見た目や機能をよりシンプルで分かりやすくして、完全シニア向けのテレビ電話商品を作ってしまえばいいのではと思う。

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『古いプログラム言語「現代語訳」 基幹システム改良容易に

日経新聞2012年8月15日


今日のTOPIC

『古いプログラム言語「現代語訳」
基幹システム改良容易に』

富士通は8月中に古い基幹システムの改良・更新を容易にする企業向けの新サービスを始める。

Why?
古い言語を扱える人材が不足し、システム運用に支障が出かねなくなっていることに対応する。
古い言語を扱える人材が不足しているのは、ベテラン技術者の大量離職や、IT進展に伴い求められる技術が変化し、若手技術者が古い言語を学ぶ機会が少なくなったためだ。

So What?
「必要性はある。だが技術者が少ない。」という状況である。
米国では古いプログラムの技術者が多いうちに新システムへ刷新する動きがありこのような問題はないとのことだが、米国と比べて日本は、古いプログラムで組まれた基幹システムを利用している企業がまだまだ多い。

この状況はSierにとってチャンスとも考えられる。
「技術者不足で今後プログラム改修がますます難しくなるので、今のうちに」と謳って取引するチャンスである。

だが、あくまで対象は中堅・大手だろう。システム改修はまとまった費用が必要となるが小規模企業にとってその余裕はない。使用しているシステムについても、SIerから見れば“明らかに古いシステム”を使用していたとしても、使い慣れたそのシステムに不便を感じていないことも多い。感じていたとしても、「将来のリスク回避の為」ではなくよほど改修したい理由がない限り、費用的に厳しいだろう。
そのため、中堅・大手が中心となるだろう。

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理念重視のフェイスブックにじれる

日経新聞2012年8月14日


今日のTOPIC

『フェイスブック、成長の限界?
「利益より理念」じれる投資家』

Why?
モバイル利用者が増えたことで米国でのフェイスブック利用者は前年比10%増えたものの、モバイルは画面が小さく小さく広告閲覧に向かず、広告閲覧回数は2%減った。第2の収益源であるゲーム課金収入も3四半期連続で横ばい。

サンドバーグCOOは「収益化の取り組みは始まったばかり」と前向き。
マークザッカーバーグCEOは「金儲けの為にサービスを作っているのではない」「世の中をオープンにし、人々の結びつきを強める」と繰り返し、理念重視の姿勢をたもつ。

So What?
IPO時の大きな期待とは逆に株価低迷が続くフェイスブック、理念重視という経営姿勢が実際どの程度実態としてあるのかは不明。
現実にfacebookがビジネスや社会のインフラになりつつある、又は既になっている部分もあるため、今後急激な成長又は減退は考えにくい。既に社会に広く浸透しつつある為急激な成長はリスクが高く、浸透しているからこそ、その基盤を崩させないという力が働き、急な減退もないだろう。
投資家としてはfacebookは長期視点で観察していく必要がありそうだ。

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ランニング記録2012年7月

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6月に比べれば落ち着いてきたが、夏の夜は気持ちが良く走りやすかった。

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