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月別アーカイブ: 1月 2012

スマホ内蔵カメラの言語翻訳機能で、海外旅行が楽になりそう

日経新聞2012年1月4日

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オムロンは看板や外食メニュー等の外国語表示されたものに、スマートフォンの内臓胃カメラを向けると、画面上で即座にン日本語翻訳するソフトを開発した。
海外旅行などに便利で、2012年に発売されるスマホへの標準搭載を目指す。
これまでも、撮影した写真を解析して文字を翻訳するソフトはあったが、手間と時間がかかる問題点があった。今回のソフトは画面に映すだけで、撮影しなくてもその場で翻訳できる。

→この技術を使うと、他のどんなことに利用できそうか?

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⇒外国語教材や自動翻訳メガネ。

・外国語教材。スマホ等の外国語教材アプリとして、カメラで写して日本語変換されるとき、同時に元の外国語の単語をタップすると辞書がポップアップで現れて説明が見られる。ポップアップ中の発音ボタンを押すと単語の発音もされる。
・自動翻訳メガネ。メガネにソフトを組み込むことで、外国の街を歩きながら、視界に入るもの全ては自動的に日本語翻訳され、「見る・読む」ことに関しては壁がなくなる。(「聞く・話す」については課題になりそう)

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企業のソーシャルメディア活用が活発になってくると・・・

日経新聞2011年12月31日

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企業がフェイスブックなどにソーシャルメディアを活用する動きが広がってきた。

企業例
・KDDIはツイッターを使った顧客サポートを開始。
・ニトリは、facebookやユーストリームで就活セミナーを開催。
・スターバックスジャパンはmixiで新商品や新店舗を紹介。
・楽天はグーグル+で注目の商品やキャンペーンを紹介。
・ホンダは2012年4月からソーシャルなどで集めた顧客の生の声を社内イントラネットに載せて製品戦略などに活かす予定。
・ネット広告大手のオプトとネットショップ能力認定機構は共同で、採用活動で企業と学生のミスマッチを減らす事業として、フェイスブックとツイッターへの投稿を分析して学生の得意不得意分野を割り出す。又、投稿の引用数や友人数などから対人能力等を数値化するという。

→企業がソーシャルメディア活用によって、企業以外への影響はどんなものが考えられるか?

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⇒対企業のフェイスブック活用講座
企業のソーシャル活用は始まったばかりでまだ手探り状態と言える。採用活動に利用するとなると、学生側もうかつに気軽に思ったことをそのまんま投稿しづらくなるかもしれない。そうなると、ソーシャル活用戦略を考えるのは企業側だけでなく学生側もありえる。そうなると対企業のためのフェイスブックの使い方講座ビジネスが生まれる可能性もある。あまりに戦略的な利用が増えると、フェイスブックの本来使い方から外れていき、次第に単なる「ビジネスの場」に近づいていきかねない。そうならないためにも、フェイスブック側は企業の活用の仕方を慎重に眺めながら、必要あれば規則を追加していくことが重要だと思う。
フェイスブックの進展に伴って、今後、様々な周辺ビジネスが興隆すると思うの、楽しみに観察していきたい。

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日本でのIT技術者をもっとヒーロー化していこう!

日経新聞2011年12月30日

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ITの発展によって社会の発展や企業の経営も変化している。
だが、カリフォルニア大バークレー校名誉教授のロバート・コール氏は、日本企業のIT活用について以下のように苦言を呈す。

「ソフトを業務効率化やコスト削減の為の補助的手段と見る考えが残るのは残念」
「ソフトこそが中核技術」
「日本は強みであるモノづくりにこだわるあまり、世界の潮流を見失っていないか」
「ソフトを軽視したモノづくり回帰は非現実的な選択肢だ」

また、日本企業のIT活用での課題は何かという質問に対しては、次のように答えている。
「人材育成だ。日本は世界につようする技術者の層が薄く、経営者の理解もかけている。」
「日本企業ではソフト開発部門や技術者への評価が相対的に低く、IT企業は下請けのように扱われている。」

→では日本でIT技術者の評価を高めるにはどうすればよいか?

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⇒国内での凄腕プログラマーをヒーローとして雑誌やコンテストなどで大々的に公表し、結果はTV等で全国放送する。
確かにアメリカと比べて日本ではプログラマーなどのIT技術者への評価は低いと感じる。書店でプログラミング関係のコーナーへ行くと、アメリカ人プログラマーの一部は、まるでヒーローのように紹介されている。こういった紹介のされ方をされていると、若い人は憧れるし、社会的にも尊敬される存在になりやすいと思う。

それに比べて日本でのプログラマーはあまり個人名が公表されず、湿った業界内で机の上でひたすら真面目にカタカタ仕事をしているようなイメージさえある(あくまで私見です)。そんなイメージを払しょくして、日本でも出版社やIT企業、政府が連携して凄腕プログラマーをヒーローのように紹介するようにすれば、日本におけるIT技術者への視線も高まり、憧れる人も増え、レベルも上がっていくのではないだろうか。

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