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アンチ温暖化論に白旗か

アンチ温暖化

日経新聞1月25日

【概要】
ヒマラヤの氷河が地球温暖化のために2035年にもなくなるとした「気候変動に関する政府間パネル」通称IPCCの報告書の内容が誤りだったことが判明。

09年11月に発覚したイギリスでの電子メール流出事件(*1)でIPCCに参加する科学者による気温データ改ざん疑惑が浮上したばかり。温暖化対策の科学的根拠を提供してきたIPCCの信頼性が揺らいだ格好だ。

【お勉強】
*1問題の電子メールは、イギリスの大学のサーバへの不正アクセスによって持ち出されたもので、11月17日に温暖化懐疑派サイトで公開され、世界中のメディアで取り上げられた。全部で1000通以上のメールがあるとされる。この事件は「クライメートゲート事件」と呼ばれている。
http://ascii.jp/elem/000/000/481/481355/

【解釈】
温暖化論懐疑派で有名な武田邦彦さんの本を読んだことがあるが、論理がしっかり通っており、どちらかというと私も懐疑派である。環境問題“だけ”に目を向けるならば、確かに温暖化が進んでいるように思えるのも無理はないと思う(メディアが地球にやさしく!とあおっているし)。
ただ、温暖化を前提にしたビジネスが多数展開されており、もう後戻りできないくらいの規模になっているという背景がある。それが各国の利害に大きく影響するため、IPCCもその立場上、今更「やっぱり温暖化進んでませんでした~」なんていえないと思う。
立場上いえないのもあるし、やはりIPCCのメンバーが、どこかからお金をもらっているのではないかと思う。上のリンクにも乗っているが、そもそもIPCCは中立的な学会ではない。国連や各国政府から巨額の助成金を受けとって研究しており、「温暖化がやばいですよ!もっとデータとらなきゃ!」と誇張すればIPCCはさらに資金を得ることができる。

IPCCがデータ改ざんなどの不審な行動をする理由は(それが本当だとしたら)
①権威ある立場でもう後戻りできないから
②資金を得たいから
だと思う。

以上。
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コンサルレポ第14回 (質問)社員をパラダイムシフトさせるにはどうすればいい?

※このカテゴリ「レポート【組織変革編】」は、某外資系経営コンサル会社幹部の方から教わった内容をまとめたものです。主に「組織」に関するテーマで書いています。
詳しくはこちら→「第0回 コンサルレポはじめました。」

第14回 [質問]社員をパラダイムシフトさせるには?

(前回の内容に続いて・・・)
[質問]
社長が(コンサルに言われたり自分で勉強したりして)パラダイムシフトできたあと、
①社長が幹部のパラダイムシフトを促すとき
②幹部が社員のパラダイムシフトを促すとき
にはどうすればいいか? コツとかはないか?

[答]
①は対話で行う。Face to Face での会議が最も効果的である。
②も基本的には対話だが、補助的に社内ニュースレターやメールや紙媒体も使える。

Face to Face での会議を開く回数は、先生の経験則では、「変えたい人数の平方根」の回数開く。
仮に幹部が社員100人を変えるなら、√100=10回くらい開くのが良い。なので、しつこいほど何度も何度も会議開いて、伝えていく。実際とても時間のかかる作業。

※ちなみにこれは宗教の布教活動とも似ている
・Face to Faceでパラダイムシフト(洗脳)させるやり方で成功してるのが創○学会。
・逆に紙媒体などにたよって布教して成功してるのが、幸○の科学。

できる人はなぜ運動をするのか?①【ヨガ編】

【はじめに】
 最近では、女性に限らずビジネスマンの間でもヨーガを行う人が増えてきたようですね。
動きのあるパワーヨーガや、瞑想中心のヨーガなど、いろいろありますが、ヨーガの効果効能についてご紹介します。
 よく「○○のポーズ」を涼しい顔しながらとることがヨガだと考えている方がいるようですが、ちょっと違うようです。そのような方は、「本来の目的」を知らずに、「手段」が目的化してしまっているかもしれません。もちろんそれでも肉体的な効果は得られると思いますが・・・。このような誤解を解きつつ、ヨーガってすごいなと思っていただければ、長い記事を書いた甲斐があります[emoji:i-201]
まずおさえるべきキモはこれです↓
「体をコントロールすることで間接的に心をコントロールする」
これがヨーガの基本的な考え方です。
ヨーガに関わるとき、常にこのことを考えながらやるといいかと思います。
 実は心と体は密接につながっていて、例えば人間はストレスを感じているときは呼吸が浅くなりがちです。逆に、意識的に深くゆったりと呼吸すれば、ストレスは和らぎ、自律神経が整えられます。より効果的に自律神経を整え、心をコントロールするために研究された呼吸法やポーズの仕方などのテクニックの集大成が「ヨーガ」というわけです。
【得られる効果効能】
ヨーガで得ようとする効果、得たい効果(正しくやることで結果的に得られる効果)には大きく分けて
①「体、肉体的なもの」
②「心、精神的なもの」の2つがあります。
①肉体的な効果としては「自律神経の調整」、「コア(深部)の筋トレ」、「ストレッチ」の3つがあると思います。詳細は下のスライドをご覧いただきますが、結果的に肩こり解消やダイエットなどたくさんの効果が期待できます。
yoga2
②精神的な効果としては、「ストレス解消」と「心の柔軟性」があります。こちらがヨーガの本来の目的でもあるので、それぞれ解説していきます。
 「ストレス解消」ですが、まずストレスとは何か、から知りましょう。何か行動をしようとしたとき、人間の体には動くためのエネルギーが供給されます。ところが思った通りに動けないと、そのエネルギーが体内に蓄積され、人はストレスを感じます。エネルギーを持て余すことによって、ストレスがたまるということです。ストレスは「心の問題」だとよく捉えられますが、実は「エネルギー」、すなわち「体の問題」ということです。そしてエネルギーが使い果たされれば、ストレスは発散されます。なので、よく「スポーツでストレス解消!」といいますが、ヨーガの視点から見ればとても理にかなっているといえます。ヨーガの場合は体の深部をよく動かしエネルギーを効果的に消費するため、ストレス解消度も高いといえます。
 「心の柔軟性」ですが、ヨーガでは体だけでなく、心も柔軟にすることが可能です。ヨーガのポーズをとるときは、もっと伸ばそうもっと伸ばそうと、無理しては効果半減です。体が「イタイ」といえばそのあたりで動きを止め、体が「まだ余裕」といえばもう少し伸ばしてみる。こんな具合で、体と対話するようにしながら動きます。言われてみれば簡単なことですが、より伸びていたほうがいいと、勘違いしてる方が多いように思いますが、ヨーガ大切なことは、体と対話することです。このような(じっくり相手の声を聞いて、理解し、共感するという)プロセスをヨーガで繰り返すことによって、日常生活における物事の受け止め方も柔軟になっていくというわけです。ここでのキーワードは「柔」、「調和」です。このようなポジティブな心構えを身につけるための行でもあるようです。
【個人的感想】
 メディアでは、読者を獲得するため、又は視聴率を上げるために、こういった「そもそもの目的や意義」の話はちょっと分かりづらく面倒なので軽く説明して流していて、画になるテクニックの部分ばかりクローズアップされがちだと感じています。
 よくテレビでやっているなんとかのポーズとか、呼吸は何秒吸って何秒止めて・・・というのは確かに大事だと思います。それらの目的は、「体をコントロールすることで間接的に心もコントロールする。つまり柔軟で調和のとれた前向きな心構えを身につけること。」です。
 目的を意識してやるのと、ただなんとなく健康に良さそうだからやる、というのでは効果の面でも、継続の面でも、違いが出てくると思います。
現在はストレス社会だとかよく言われていますが、そんな時代にこそより求められる行、スポーツ、習慣何だと思います。1人暮らしのビジネスマンが、夜家に帰ってから、ヨガを15分位やって寝る。なんて習慣あったら、ちょっとオシャレですね。

What’s “経団連”? 新人選。

日経新聞1月24日

経団連の人事ニュースと、そもそも経団連とは何ぞや?ということについて、説明します。
今日は休日で時間があるので、がっつり丁寧にリサーチしました。
経団連のことをよく知らない方にもわかるように解説しました。

【概要】
 日本経団連(*1)の次期会長に、米倉弘昌 住友化学会長(72)の就任が固まった。これは、「旧財閥系(*2)」「化学業界出身」で、異例ずくめの起用である。 

 現会長の御手洗富士夫氏(キャノン会長)は、09年5月の会見で「次期会長は、15人いる副会長から選ぶ」といっていたが、結果的に副会長ではない米倉氏に決断。しかも経済界からは「自社の人事にも影響する話。決断が遅すぎる。」と不満があった。

 今回の人事は、金融危機や政権交代など複雑な環境が絡まり、いわゆる「経団連銘柄(*3)」と言われる企業がそれぞれの事情を抱える中で実施。その要点について、説明する。

 人事が遅れた理由は、意中の候補者に打診しようにも、各社の厚い壁のために、決定に至らなかったからだ。「意中の候補者」とは、3名いた。それは中村氏(パナソニック会長)と、西田氏(東芝会長)と、渡辺氏(トヨタ副会長)である。

 1人目のパナソニックの中村邦夫会長は、御手洗氏が専務時代から目を付けており、中村氏本人も、御手洗氏の経営を参考にしていた。しかし、中村氏は「経済界に関心が薄かった」ために、予防線を張り、経団連会長は受けないとの姿勢でいた。
 御手洗氏としては、「経団連会長でありながら(自分では)政権与党の総理となかなか会えないという悩みを持っており、中村氏なら解決できて、経団連(=経済界)の政策提言が受け入れられやすくなる」との読みがあった。
 だが中村氏は受けない姿勢を貫き、09年後半以降は経団連の会議にも顔を出さなくなり(笑)御手洗氏はついにあきらめた。

 2人目の東芝の西田厚聡氏会長に関しては、御手洗氏が東芝の経営諮問委員を務めていたことからその才覚を認められていた。そして御手洗氏からは「日本全体がどうなるかの俯瞰図を描ける有能な経営者」と評価され、次期会長の可能性を探った。
 しかし東芝には、すでに相談役が日本商工会議所の会頭を勤めており、仮に西田氏を経団連会長に据えると、「経済3団体」(*4)の2つの要職を東芝が占めることになってしまう。これは避けた方がいいとの異論が上がり、御手洗氏はあきらめた。
 
 3人目のトヨタの渡辺捷昭(かつあき)会長に関しては、経済界で抜群の安定感を誇るトヨタの人材として起用を望まれていたが、同社社長は「赤字で経済界での活動をする余裕はない」と拒否し、御手洗氏はあきらめた。

 これらのことから、最終的に御手洗氏は経団連の「不文律」を破る形で旧財閥系企業からの起用を決断。国際的知名度も劣るが、グローバル化を推進してきた米倉氏(現・評議員会議長)に白羽の矢を立てることとなった。

【お勉強】
*1
日本経団連とは?
 正式名称は「社団法人日本経済団体連合会」。2002年に、(財界からの政策提言を目的に結成された)「経済団体連合会」と(経営者の立場から労働問題について提言する目的で結成された)「日本経営者団体連盟」が統合して発足した。有力企業が多く加盟している。また、自民党や民主党に政治献金を行い、政界や財界に大きな影響力を持った組織と言われている。
 会長の選出については「日本の中心産業の中の中心企業」のリーダーから選ばれる傾向にある。また、「会長としての適性」や「会長活動に必要な資金を企業が捻出できるか」といったことも考慮される。会長の影響力は非常に大きいことから、俗に「財界の総理」とも呼ばれる。経団連の会長はかなり多忙であるため、就任と同時に出身企業の会長に就任し、経営は後任に任せるケースが多い。

*2
旧財閥系とは?
戦後、GHQが財閥解体命令をだしたことで解体された企業に、「三井」「三菱」「住友」「安田」などがあります。それらの解体されてしまった財閥系企業の流れを組んでいる企業、DNAを受け継ぐ企業が、今でいう「旧財閥系の企業」です。例えば「住友」という社名が付いている企業には、米倉氏出身の「住友化学」や、住友商事、三井住友銀行、住友電気工業・・・等があり、これらはすべて「旧財閥系」の企業である。

*3
経団連銘柄とは?
経団連に加盟している有力企業のこと。株式市場において経団連銘柄は「主力株」や「優良株」とも言われていた。

*4
経済3団体とは?
日本経済団体連合会(経団連)、日本商工会議所(日商)と経済同友会を指す。日商は中小企業の利益を代表。同友会は経営者が個人の資格で参加し、自由な提言をするのが特色。

重要パスワードの管理方法

日経新聞1月23日

おはようございます。

今日は晴れてますが、相変わらず寒いようですね。
家の中にいれば日光でぽかぽかです[emoji:i-278]

今日の記事は、ニュ-スではなく、日経PLUS1にのってた生活術的な話です。

 

様々なネットサービスで使うユーザーIDやパスワードは必要不可欠な存在だが、その管理は厄介だ。
野村総研の調査によると、1人当たりが使っているIDやパスの数は19だという。
(ちなみに私は、今数えてみたら、67ありました。多いのか少ないのかは、人によってはっきり分かれそうです^_^;)

記事で紹介されているもっとも簡単な管理方法は、IDとパスワードを、表データとして保存する方法。この時重要なのが、一つのファイルとして保存するのではなく、IDとパスワードで、それぞれ通し番号をつけて別のファイルで保存するということ。

手軽だが、ファイルやPCごと紛失すれば流出するリスクがある。

・・・とありますが、管理方法を自分なりに考えてみて思うのは、やはり流出リスクを少なくしようとすればするほど、基本的に、その管理方法も面倒くさくなること。

ちょっと前まで私は紙に手書きして引き出しに入れてましたが、最近はPCに入れるようにしました。IDやパスを管理する専用のソフトもあるそうですが、信頼していいかどうかは自己責任。難しいところですね。

こういうところこそ、大きなビジネスチャンスがありそうだ。

新技術登場によって記録容量がまた増えました。

日経新聞1月22日

【概要】
・富士フィルムと米IBMは一巻の磁気テープに35テラバイトのデータを記録できる技術を共同開発した。記録容量を従来の約44倍に高めた。
・「クラウドコンピューティング」び基盤施設となるデータセンターでの利用を見込んでいる。


【解釈】

記録容量の増加は今後も続くだろうし、時間の問題のような気もする。逆に考えれば、さらにさらに記録容量が増えた時のことを前提したビジネスモデルを今のうちから用意するということもあり得ると思う。

次第に、データセンターなど利用しなくても、それ相当の記録容量を持つ機器を自社におくことだってできるようになるのではないだろうか。そうなると、データセンタービジネスの利用方法もかなり限られてくるし、データセンター市場は縮小してくると考えられる。

記録容量が限りなく「∞」に近づくことも、そう遠くないような気がする。そして、その技術をいち早く開発したものが、最大の恩恵を得られるように思う。

プライベートクラウドって知ってる?

日経新聞1月19日

こんにちは。
今日は徹夜で勉強です♪

プライベートクラウドの記事をどうぞ。
FF7のクラウドじゃありませんよ!

【概要】
    大塚商会の大塚裕司社長

・大塚商会は18日、クライドコンピューティングでKDDIで協業すると正式発表した。
・大塚商会が自社のデータセンターに構築するクラウド用のシステムとKDDIの通信サービスを組み合わせ一元提供する。
・大塚商会の主要顧客である中堅中小企業に販売し、初年度は1500社の受注を目指す。
・大塚商会はKDDIと組み、企業グループ内で同一の業務システムを共有する「プライベートクラウド」のサービスを5月末から開始する。

参考URL
大塚商会HPでの発信


【解釈】

クラウドのニーズをいち早くつかみ、顧客を囲い込もうと各社が様々なクラウド関連サービスを出しまくりだ。

HPを見ると、プライベートクラウドを用いれば、「従業員が10人の企業でも1000人の企業と同レベルの高いセキュリティとITシステムの構築運用を可能にします」だそうで、月額19800円かららしい。これなら、個人企業でも利用できそうだし、これを用いて起業する人も出てくるかもしれない。

上に乗せたリンクには、このサービスの概念図が書いてあったが、難しくて、4割くらいしか理解できなかった。
就職先の業界と関係のあるニュ-スなので拾いましたが、基礎知識もまだ勉強不足で、なおかつ業界動向が早いので、まだ消化できてない感じ。そのため、「限られた情報から仮説を立てる」ことの難易度も高かった。

もっと勉強せねば!

【お勉強】
プライベートクラウド
プライベート・クラウドとは,企業内に構築したクラウド・コンピューティングのしくみのことである。
クラウドコンピューティングは、「低コスト」「すぐ導入できる」といったメリットはあるが、「提供者側で用意したサービスしか使えない」,「セキュリティが心配」など不安から、採用をためらう企業も多い。
そんな企業向けに,2008年ころからプライベート・クラウドという概念が提唱され始めた。特徴は,企業ごとに独自の作り込みをしたクローズドなシステムであることだ。

最近ではプライベート・クラウドに対し,従来のクラウド・コンピューティングを「パブリック・クラウド」と呼ぶことがある。

将来的には,プライベート・クラウドとパブリック・クラウドを併用したり,連携させたりできる可能性がある。例えば,基幹系システムはプライベート・クラウドで動かし,情報系システムはパブリック・クラウドを利用するといった具合だ。

ツイッターで「外脳」を得たという孫社長

日経新聞1月18日(企業覧の「ひとこと」より)

おはようございます。

長野の朝はとても寒く、マイナス5度くらいは日常茶飯時です。
朝はホントに寒くて大変ですが、これからはできれば、
朝7時にはブログ更新できるようにしたいと思います。

【概要】
  ツイッター画面

・ソフトバンクの孫正義社長は、ツイッターを昨年末から本名で使いはじめ、「右脳や左脳とは別の『外脳』を得た」と話す。孫社長のつぶやきに興味を持って閲覧する登録者(フォロワー)は6万人を超えた。「今後30年の事業ビジョンの案を問いかけたら、一瞬で1140の案が出てきた。社内会議ではこれだけの案は集まらない」と話す。

・ツイッターではつぶやきが連鎖して自分の考えが一瞬で数100万人に伝わる。利用にコストもかからない。

【解釈】
私も少し前にツイッターに登録しましたが、あまり使いこなせてないというか、まだなじめてません。ただついった関連の書籍もたくさん発売されているので、乗り遅れまいと1冊読んでおきたいところ。
ツイッターは米国では選挙でもよく使われていたようで、今後、どんな活用法が現れるのか楽しみだ。

孫さんが「外脳」とおっしゃっているのを見て、なるほどとおもった。ツイッターは有名人にとっては、即時に「集合知」を集められるツールでもあるわけですね。

コンサルレポ第13回 パラダイム転換期におけるマネジメント

※このカテゴリ「コンサルレポート」は、某外資系経営コンサル会社幹部の方から教わった内容をまとめたものです。主に「組織」に関するテーマで書いています。
詳しくはこちら→「第0回 コンサルレポはじめました。」

第13回パラダイム転換期におけるマネジメント

●(前回の記事に続き、)パラダイムの転換期(ヘビで言う脱皮の時期)にはどんなマネジメントが必要なのか?
「起業期」→「成長期」のパラダイムシフトには、次の4つの取り組みが必要。

①まず「パラダイム(物の見方)」を変える。(これが一番大事!)
その順番は、
 1.社長 (社長の頭の中を脱皮させて、行動も変えていく)
   ↓ 
 2.幹部 (社長-幹部の対話によって、幹部にも伝えていく)
   ↓
 3.社員 (幹部-社員の対話作業をグループ別に何度も何度も開く)

このように、意識改革は、ボトムアップではなくトップダウンで社長から変わっていく必要がある。でなければ変わらない。

②中間管理職を新たに形成する
 ・採用
 ・役割と責任権限を決める
→それに伴い社長の役割も見直す(権限委譲、時間配分、コーチングで指示)
「何はやらないか」も大事→でもこの“我慢”ができない社長が多い(笑)
 ・評価制度を決める
(これだけだと不十分なので次も必要) 
・トレーニング(英語と)
    ・社長-中間管理職の情報共有

③組織変革
 ・事業部制にする
 ・人事制度変える など

 →ここで企業変革の推進チームを作る。(構成メンバーは経営企画の人+人材開発の人+組織開発の人、それと社内コミュニケーション)

④業務の標準化
今まで社員の裁量に任せていた部分を、できるところはマニュアル化するなど。

以上①~④のうち、①②が非常に重要でまずやるべきで、③④は後回しでもいい。

※こうやって組織のパラダイムを変えていくが、それにはものすごいパワーと時間が必要。(先生の経験では、90人くらいの組織でも半年はかかる)

中古ビジネスの成長続く

日経新聞1月16日

こんにちは。

修士論文が落ち着いたところで
久しぶりに目に付いた記事を深堀してみようと思います♪
今回は中古ビジネスの話です。

【概要】
・小売り各社にとって中古品ビジネスは新品を脅かす可能性もあるが、不審の本業を補う手段として無視できなくなりつつある。
・商業統計によると、07年の中古品小売業の商品販売額(車、自転車、本、骨董品は除く)は、02年比で64%の3452億円。
・低価格志向はネット通販にも及び、ヤフーの中古品を含む競売サイトは、09年7~9月期の平均落札額が4858円と、前年同期比5.6%下落した。

【解釈】
 今まで、業界によっては、中古品ビジネスが予想外に成長するので本業から顧客を奪われそうだという懸念があったが、考え方を変えれば、本業がうまくいっていない企業であれば、(その企業がやっていたらの話だが)中古ビジネスが経営をうまく保管していて手放せない存在になっていた、という話だろう。

 中古ビジネスが成長した原因には、3つの要因があると私は分析した。
それは、「安さ」、「面白さ」である。
 1点目として、これが一番大きな要因で、分かりやすいものが、中古品のいいところはやはり「安さ」である。そして不況になればなるほど顧客の大部分は低価格志向になり、安いものを求める。その結果、中古品が売れるということである。
 2点目として、特に若い人は分かるかもしれないが、中古品店に行くと、昔よく遊んだゲームや、音楽CDなどがジャンク品のように山積みにされていることがある。中古品展は、見て歩いているだけで面白く感じることがある。つまり、一部の顧客は中古品展に対して「なんかいいものあるかな」と期待しながら面白がってお店に入ることが多いのではないだろうか。特に不況で不安感が漂っている現在では、余計面白さを欲しがっているかもしれない。そのような背景から、集客数が増え、売上増加につながっていると考えられる。